古い風習が残る場所では「霊神様(みたまがみさま)」とも呼ばれているギラティナ様は冥界の主。
冥界を管理していたギラティナ様だが、銀河戦争時代より少し前にウルトラホールが一気に増えてしまった事件から続くイレギュラーの事態に対処できなくなってしまった。
ギラティナ様はシンオウと縁のある「火宮」の一族と初の契約(はじめのけいやく)を交わす。
後に「レディエラ」と共にギラティナ様の協力者になり、「レディ宮」というひとつの家になる。
レディ宮の当主となる者は契約の儀式としてシンオウのおくりのいずみともどりのどうくつを通り、ギラティナ様の居る冥宮へ行く。この儀式を続けることでギラティナ様との関係を保っていた。
この儀式でシンオウに行く際、「レディ宮」を「レディー・宮」と勘違いされたので当主が「宮様」と呼ばれていたそうだ。
初の契約でレディ宮の領地のあるイッシュの地下空間に本部と冥宮にそれぞれ繋がる特殊な空間の道が作られて、レディ宮の者たちは領地内の道から空間移動が許された。
そして訪れた「銀河戦争時代」。
この時レディ宮家は初めての試みとして当主の役割をレディエラと火宮のふたつの家から一人ずつ選ばれ、二人で分け合った。
この時代に生きた当主はレディエラから選ばれた者だった。
歴史は後にこの当主を「天秤座の英雄」として称えた。